コンビニ大手のファミリーマートと全国農業協同組合連合会(JA全農)は7日、愛媛県松山市の山あいにある伊台・五明、坂本両地区で移動販売を始めた。冷凍・冷蔵機能などを備えた軽自動車「ミニファミ号」に青果や弁当、菓子などを載せて両地区を巡り、買い物弱者を支援する。
 同社と同JAによると、「ミニファミ号」には、両者で共同展開する「ファミリーマートAコープいよ店」(伊予市市場)で扱う約150種類を積載。両地区に各6カ所設けた停車場所を、週2日巡回する。2017年度は計週5日の営業を目指す。
 「いよ店」であった出発式で、店を運営するAコープ西日本(広島市)の草場浩社長が「利用者の意見をくみ上げ、運行ルートや品ぞろえを充実させていきたい」と述べた。